江刺の文化財
えさし郷土文化館周辺には文化財施設や史跡が多く所在しています。当館の見学と合わせて探訪すると、より深く江刺の歴史や文化にふれることができます。
明治記念館(岩手県指定有形文化財:旧岩谷堂共立病院)
- 開館時間:10時〜17時
- 休館日:毎週火曜日(祝祭日の場合は開館・12月1日〜3月31日まで冬期休館)
- 入館料金:無料
- 当館から車で約5分
明治7年(1874)4月、県内初の病院として建設された「岩谷堂共立病院」は、江刺郡民の熱意と寄付金により、西洋医学の殿堂として誕生しました。院長は旧白河藩士で蘭学医の横田信行を迎え、一般医療と共に郡内漢方医師に対する西洋医学の教授の場でもありました。
建物は六間四面の一階に、中二階を含めた四階及び塔屋から成る凝洋風建築物です。建築史的、文化的価値の高い建造物として昭和54年(1979)2月、岩手県の有形文化財に指定されました。
記念館内には、近世から明治に至る医療、学問、教育など当時の社会と文化を語る資料を展示し、「明治記念館」として一般に開放しています。また、戦後のラジオドラマ菊田一夫原作「鐘の鳴る丘」のモチーフとなったとされるこの塔屋から朝夕「鐘の鳴る丘」のメロディが流れています。
菊田一夫記念館(奥州市指定有形文化財:中善蔵)
- 開館時間:10時〜17時
- 休館日:毎週火曜日(祝祭日の場合は開館・12月29日〜1月3日まで休館日)
- 入館料金:無料
- 当館から車で約5分
通称「中善蔵」と呼ばれる赤煉瓦造りの2棟の蔵は、明治時代後期に建造された物です。東蔵は百一体の中善観音像の収蔵、西蔵は穀倉として使われていました。蔵の構造は、赤煉瓦・焼き締め煉瓦の2種類のみを使用し、オランダ積みと呼ばれる工法で積み上げられています。
「白壁」や「なまこ壁」の土蔵が建ち並ぶこの地域に赤煉瓦倉庫が建てられたことは、この地域にも近代化が浸透してきたことを示す重要な建物といえます。平成13年には市の有形文化財に指定され、現在は東蔵を「菊田一夫記念館」西蔵を「おまつり伝承館」として活用しています。
旧後藤家住宅(国指定重要文化財)
- 開館時間:適時公開
- 入館方法:奥州市教育委員会 江刺総合支所生涯学習課へ事前申込が必要です。
- 入館料金:無料
- 当館から車で約5分
※お問合せ先:0197-35-2111(代) 生涯学習課文化振興係まで
南部藩の曲家に対し、伊達藩の直屋として典型的な民家で、元禄年間(1688〜1703)の建築と推定され、民家としては、全国的にも屈指の古建築とされています。建物の半分を占める広い土間があり、その土間部の柱が二重に建っており、上屋と下屋の構造的役割が分かれているのは極めて珍しく、国の重要文化財に指定されています。
