地域史研究講座2022

奥州市では地域の歴史・文化に関する事項について調査研究活動が取り組まれ、その内容から地域社会の特質ならびに先人たちの事績が見出されています。それらは市民にとって身近な過去でもあり、奥州市の将来や未来像を考える材料にもなり得ます。
本講座は、地域史に関わる各分野の史資料や研究成果を広く「公開」「発信」「共有」する目的で実施し、総合資料学的な観点から奥州市や胆江地方の文化を再認識するとともに、新たな知見を学ぶ機会にしたいと考えています。
全3回。要事前予約(各回定員30名)。会場での聴講のほか、えさし郷土文化館公式YouTubeチャンネルにて無料同時配信も実施いたします。

会場
えさし郷土文化館
定員
各回30名(事前申込制/定員となり次第、お申込を締め切らせて頂きます)
聴講料
各回300円(資料代・入館料込)
申込先
えさし郷土文化館
TEL:0197(31)1600(9時~17時)
E-mail:esashi-museum@esashi-kaihatsu.co.jp
(Eメールでお申込みの際は、氏名、連絡先、居住地を必ず明記願います)
オンライン配信
「産学官連携事業」の支援により、えさし郷土文化館公式YouTubeチャンネルにて無料同時配信を実施いたします(申込不要)。PC、スマートフォン、タブレット等から視聴可能です。ご自由にご視聴下さい。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の観点から、社会状況に応じて[①定員変更][②オンライン開催(非対面開催)][③開催中止]を決定する場合があります。開催状況については[えさし郷土文化館]のwebページおよびSNS公式アカウントにてご確認願います。

主催
奥州市教育委員会、えさし郷土文化館
協力
国立歴史民俗博物館 メタ資料学研究センター
産学官連携に基づく地域資料継承支援事業
合同会社AMANE

開催日程

(1)
①第1回 令和4年1月30日(日) 13時00分~16時00分
②標題「江刺米里地区における資料調査報告-人首文庫及び佐伯家所蔵資料群を中心に-」
③論題/登壇者
「江刺米里地域と佐伯家の歴史」
野坂晃平(えさし郷土文化館課長補佐・学芸員)

「佐伯邸の建造物調査について」
中村琢巳氏(東北工業大学建築学部准教授)

「人首文庫資料群の特色と意義」
福島幸宏氏(慶應義塾大学文学部准教授)

「地域資料調査の意義と実務-米里地区センター管理文書を中心に-」
後藤 真氏(国立歴史民俗博物館准教授)
堀井美里氏(合同会社AMANE業務執行社員)

◇総合司会 高橋和孝(奥州市教育委員会事務局歴史遺産課学芸員)

 

(2)
①第2回 令和4年2月27日(日) 13時00分~16時00分
②標題「奥州市記録資料調査報告会」
③論題/登壇者
「歴史資料等調査記録事業について」
高橋和孝(奥州市教育委員会事務局歴史遺産課学芸員)

「地域の歴史文化資料を長く未来に伝えるしくみとは」
後藤 真氏(国立歴史民俗博物館准教授)

「奥州市所蔵民具のメタデータ照合の試みと公開」
川邊咲子氏(国立歴史民俗博物館プロジェクト研究員)

「公有古文書等歴史史料調査-梁川伊達家文書を中心に-」
堀井美里氏(合同会社AMANE業務執行社員)
目黒陽子氏(合同会社AMANE学術専門員)

「研究情報の逐次公開と奥州市での実践例」
高田良宏氏(金沢大学学術メディア創成センター准教授)

◇ 総合司会 野坂晃平(えさし郷土文化館課長補佐・学芸員)

 

(3)
①第3回 令和4年3月20日(日) 13時00分~16時00分
②標題「後藤新平から読み解く近代史」
③論題/登壇者
「後藤新平の生涯を貫く信念」
佐藤彰博氏(後藤新平記念館館長)

「後藤新平を通じてみる水沢人脈」
高橋和孝 (奥州市教育委員会事務局歴史遺産課学芸員)

「『オンライン版後藤新平文書』刊行の意義」
伏見岳人氏(東北大学大学院法学研究科教授)

「後藤新平文書のアーキビストとして」
中村淑子氏(後藤新平記念館学芸調査員)

◇ 総合司会 野坂晃平(えさし郷土文化館課長補佐・学芸員)

地域史研究講座2022内務省警保局野球部(人首文庫提供)

 

地域史研究講座2022東京水澤人会(奥州市立後藤新平記念館