大梅拈華山 圓通 正法寺「涅槃図」特別公開
岩手県奥州市水沢黒石町にある曹洞宗の名刹・大梅拈華山圓通正法寺は、南北朝時代の貞和4年(1348)、無底良韶禪師によって開山された古寺です。古くは福井県の永平寺、横浜市の總持寺と並び奥羽両州の本山として重きをなし、東北地方の宗教・文化形成に大きな役割を果たしてきました。
日本一の茅葺屋根として知られる法堂の大建築をはじめ、壮麗な伽藍には、秘佛本尊の如意輪観世音菩薩をはじめとする尊像や寺宝・文化財が多数安置され中世以来、東北地方における曹洞宗の発展を支えてきた遺品が今に伝えられています。
その寺宝の一つでもある『涅槃図』は、宝永5年(1708)の『正法寺什物牒』に「涅槃像 牧野筆 言察代 伊達肥前宗房公施主」と記される作例に該当すると考えられています。
伊達宗房は仙台藩二代藩主・忠宗の子で黒川郡宮床館主を務め、嫡子・吉村は元禄16年(1703)に四代綱村を継いで五代藩主となった人物です。本図の制作もその頃と考えられます。
縦411cm、横484cmに及ぶ堂々たる大作で、通常は毎年2月1日から15日の涅槃會のみ開帳されますが、この冬はより多くの皆様にご覧いただけるよう、期間を拡大して特別公開いたします。三百年を超える歴史を宿す本図を通じて、正法寺の禅風に触れていただければ幸いです。
- 期間
- 令和7年12月10日~令和8年3月31日 会期中無休
- 会場
- 大梅拈華山圓通正法寺 法堂東室中
(岩手県奥州市水沢黒石町字正法寺129)
- 拝観時間
- 9時30分~16時00分 最終入場時間15時30分
- 拝観料
- 大人500円、中学生300円、小人200円
- 主催
- 大梅拈華山圓通正法寺
- 共催
- えさし郷土文化館
- 後援
- 奥州市
大和町教育委員会
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